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鶏糞炭化プラント

概要

鶏糞炭化プラント:写真

鶏糞は、これまで乾燥や堆肥化されてきましたが、当社ではブロイラー鶏糞をより有効に利用する目的から、何とか炭化出来ないか模索し炭化可能な技術を構築し、流動層炭化設備を設置にするに至りました。


流動層炭化炉とは

図の様に円筒形の炭化炉内に原料を投入し、流動用空気によって原料を炭化します。原料の着火には、木炭やバーナーを使用し、その後原料と流動用空気を投入して鶏糞を連続炭化します。

炭化の温度は400~450度です。

流動層炭化炉:イメージ

流動層炭化法の特徴

  1. 助燃用燃料を必要としない。
    鶏糞そのものが部分燃焼するので助燃々料を用いなくても炭化反応が継続する。
  2. 最初の点火法は、少量の木炭の燠を投入して流動化させれば良いので簡単である。
  3. 起動・停止が速やかで容易である。
    流動用送風機の起動・停止で済むので操作性が良い。
  4. 短期(48時間程度まで)の停止なら埋火法で再スタートできるので燠による再点火はしないでよい。
  5. 鶏糞の水分が40%程度まで連続炭化が可能である。従って予備乾燥の必要がないので、これに伴う諸問題を回避できる。
    水分が多くなると炭化物の歩溜まりは低下するが、廃棄物処理の視点に立てば許容範囲である。
  6. 流動層の炭化温度は通常400℃付近なので、流動層炭化炉の構造材料はSS鋼板で良く、耐火煉瓦・耐熱鋼材等を必要としない。

鶏糞炭化物の特性

構成成分

多孔質炭化物は、表面及び内部に多数の細孔が形成されている多孔質の炭素粒子からなるものですが、炭化する原料に、窒素・燐酸・カリウム・マグネシウム・カルシウムを高濃度で含有している鶏糞を用いていますので、原料として有効な成分が比較的、高濃度で含まれています。

炭化粒子の特徴

多孔質炭化物を構成する炭素粒子の表面および内部には、多数の細孔があり、保水性や各種肥料の成分を吸着を促進させる特性があります。 従いまして、土壌改良剤として優れた効果を発揮し、また、微生物の生息を活性化させる働きをします。

肥料としての有効成分

この多孔質炭化物粒子のなかに、原料として、窒素・燐酸・カリウム・マグネシウム・カルシウム分を高濃度で含んでいることを 説明しましたが、木炭と比較した分析数値は以下の通りです。

原材料 木炭
含有量(重量%)
鶏糞
含有量(重量%)
備考
炭素 52.80 32.40 土壌養分分析法
窒素 0.49 3.61 肥料分析法:硫酸法
燐酸 0.12 11.56 肥料分析法:バナドモリブデン酸法
カリウム 0.60 7.97 肥料分析法:原子吸光法
マグネシウム 0.27 2.63 肥料分析法:原子吸光法
カルシウム 2.34 18.26 肥料分析法:原子吸光法
水素イオン濃度
(pH)
8.14 10.70 ガラス電極法

その他の成分

上の表に示した成分のほかに、マンガン・硼素などの微量要素が、概ね、0.01~0.1重量%の割合で、 また珪素(SiO2)・アルミニウム(AL2O3)・鉄(Fe2O3)などの成分が、約1~40重量%の割合で含まれています。

物 性
  1. 多孔質
    炭化物粒子の表面や内部に形成された多数の孔部は、鶏糞廃棄物が分解し内部の分解ガスが放出の際に生成したものです。このような、細孔は、酸素などの気体や水分、肥料分などを粒子中に保持することができますので、土中に適度な水分濃度を保たせ、微生物の繁殖を促進し、土壌の性質を著しく改善することが可能となります。
  2. 灰分
    この様な多孔質炭化物粒子には、炭素成分が一般に20~60重量%の割合で含まれていますが、 800℃、5時間の強熱による減量後の灰分量30~60重量%程度であることから、強熱量前の炭素及び有機物の含有量(乾物あたり) 、70~35重量%程度であります。
  3. 水素イオン濃度
    この様な炭化物粒子は、水素イオン鴻度(PH)が、一般に8~11とアルカリ性を示すものです。
使用用途
  1. 肥料および土壌改良剤
    この多孔質炭化物は、肥料成分を高濃度に含んでいること、また、作物に障害を与える糞中の易分解性物質成分を分解して炭化し、そして、無害化しているのが大きな特徴です。さらに、炭化によって、表面と内部に微細な細孔を形成させているため、保水性に加え、各種肥料成分の吸着を促進させる特性も兼ね備えています。従いまして、この成分は、おもに、農業・林業・緑化造園などにおける肥料及び土壌改良剤として利用することができます。
  2. その他の利用
    法飼料用配合剤・敷量・微生物の培養資材・吸着剤・燃料などへ利用することができます。

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